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発電機・油圧・空圧装備品

空圧装備品の代表として、エンジンの圧縮空気を活用した空調制御装置や翼の防氷装置等があり、油圧装備品は、機体姿勢を制御する操舵面の作動装置、航空機の脚の格納装置等があります。また、発電機は航空機全体に電力を供給する重要な装備品の一つです。

装備品紹介

空圧

Air Cycle Machine

Flow Control Valve

Anti Ice Valve

Pressure Regurating
Shut Off Valve
Center Drive Unit
Actuator
客室温度調整の大本となる装
備品です。コンプレッサーとタ
ービンで構成されており、外気
から取り込んだ空気を圧縮膨
張によって冷却し、客室内の
温度を調整します。



航空機空気冷却システムの
装備品です。エンジンから取
り出した空気を一定流量に保
ち、下流にあるACM(Air Cycl
e Machine)に空気を送り出し
ます。流量を一定にする事で
安定した空気の供給ができ、
Air Cycle Machineの作動を
安定させます。
エンジンからの高温圧縮空気
をエンジンカウル、又は主翼
前面の内部に吹きかけ、着氷
を防止します。





エンジンからの高温の圧縮空
気を調温調圧し各システムへ
供給し、逆流防止機能やオー
バーヒート プロテクション等の
保護機能も備えている多機能
な装備品です。



航空機のブレーキ システム
である逆推力装置(Thrust
Reverser)に関連する空圧装
備品です。着陸時、エンジン
の推力を逆噴射させる際に
逆推力装置(Thrust Reverser
  Cowl)が作動し、航空機を
減速させます。

油圧

Engine Driven Pump

AC Motor Pump

Elevator Power
Control Actuator
Anti Skid Module

Retract Actuator

エンジンの回転を利用し、一
定の油圧と大容量の流量を
生み出している可変吐出型
のポンプで、各油圧システム
に油圧源を供給しています。



交流(AC)モーターに108V/400
Hz の電圧を与え、ポンプを駆
動し、3000psi (210kgf/?) の油
圧を生み出し、油圧部品を動
かす重要な装備品です。



航空機の3舵のうち、水平尾
翼にある昇降蛇の作動をお
こなっている油圧装備品で
す。コックピットの操縦桿から
の信号はケーブルで伝えら
れ、操縦桿の移動量に応じ
て、PCA(Power Control
Actuator)が作動します。
航空機のブレーキのON/OFF
を油圧でコントロールする装
備品です。自動車で言う、ABS
の様な物で各タイヤの回転を
モニターし、着陸の際のブレ
ーキ時にタイヤが滑らないよ
うにしています。

主脚(MLG)の昇降を行う油圧
装備品です。ヒンジを通して
直線状のに動き、主脚の昇降
をさせます。この装備品の重
量は約100Kgでピストンが伸
びた状態での長さは約3mに
なります。

発電機

Integrated Drive
Generator
Auxiliary Power
Unit Generator
Constant Speed
Drive
エンジンの回転を受け、内部機
構によって一定の回転数に変
換し、常に115V/400Hzの出力
を行います。発電能力は機種
によって異なりますが、B767
IDG では90kVAの能力を有し
ます。

補助動力装置(APU)はエンジ
ンとは別に搭載された小型エ
ンジンで、APUからの回転を受
けて発電し115V/400Hzの出力
を確保し、能力はIDGとほぼ同
様です。主に地上駐機時の電
力供給に用いられます。(地上
電源が使用できない場合)
エンジンの回転を受け、内部
機構によって一定の回転数
に変換し発電機への回転を
伝える機能を持っています。